移動撮影バイク 第3弾 通称『黒マグザム』
並走する撮影対象者(ランナー)との距離が近いと危険ですし、撮影しづらい場合もあります。
サイドカーでは狭いコースに対応しにくいので、車幅を考慮して製作されました。
ベース車両は『ヤマハ マグザム』
『79』のステッカーでピンとくるマニアックな方は居るかな?
大阪八尾の『アサヒナレーシング』で製作していただきました。
当社の車両では1番キレイに、しっかり仕上がってます。技術とセンスが素晴らしい!
(諸事情により特別に製作していただきましたが、本来はマフラー製作専門のようです。)
最大の特徴は、後部の低床ステップボード
贅沢にカーボン貼り!(表皮だけですが) その上に滑り止めテープで雨天にも対応
カメラマンは、後ろ向きでも横向きでも、立とうが座ろうが自由自在!
(その度に運転手は、バランスを保つために全力で踏ん張りますが)
カメラマン+機材フル装備で超重量級リアヘビー車両に仕上がります。
ので、左だけ高荷重用のリヤサスに換装しています。
それでも沈み込みがキビシイんですが、両方とも固くすると今度は路面からの突き上げで、映像が安定しにくくなります。
兼ね合いが難しいんです。
もう少し沈み込まないで、且つ緩やかにショックを吸収してもらいたいですが、相反する条件なんで簡単にはいかないんですね。
レイダウン加工や防振装置なども考えていますが、どれほどの効果があるのか分からない事には導入できない。(予算の兼ね合いもある)
これがフル装備の状態
慣れないとセンタースタンドが立てられないぐらい重いです。かといってサイドスタンドでは重量に耐えられずに転倒するでしょう。
それに加え、後部にカメラマンが乗り、立ったり座ったり向きを変えたりします。見た目以上にライダーにとって重労働で、技術が必要です。
アルミのフレームがそびえ立っています。
ここに受信機やカメラ本体などを固定するんですが、カメラマンが姿勢安定のために掴まったり、体を預けたりするのが一番の目的です。
なので、重量物である機材関係は、もっと低い場所に固定した方が良いかもしれません。タンデムステップ辺りなら邪魔にならないと思う。
(低重心化によってライダーの負担が相当減るはず。)
この辺は現場とも相談しないと出来ませんし、ライダーの負担はこっちの問題なので、難しいかもしれません。(もちろん予算の兼ね合いもある)
「安全」とゆうメリットもあるんですがねぇ
前方から
『シルバーのサイドカー』と同じく、ヘッドライトカバーを作成しました。(一応自社製)こちらは車体色に合わせてカーボン製!(表面の1プライだけですが)
仕上がりが下手くそで、端っこに気泡が入りまくりなので、エアブラシで黒の縁取りをしてごまかしています。(織目もグニャグニャ…)
両側のフワフワしたのはマイクカバー 風切り音を軽減します。(ウインドシールドやウインドジャマーと呼ばれてるらしい。)
なお、機材の類を掲載していますが、これらは当社の設備ではなく、御依頼いただいた各社でご用意していただいた物です。
いずれの撮影車両も、『車両』+『ライダー』での依頼受付になります事をご了承ください。
(有)東京ニュース関西