シルバーのサイドカー
マラソンや駅伝などの移動中継用に改造したサイドカーです。
ベースはヤマハ250ccスクーター『マグザム』
低重心でロングホイールベースが撮影車両としての条件にピッタリ!
フロントにはマイクロ送信機、アンテナ、モニターなどを設置できます。
側車フロント部には、カメラマン用のモニターなどを程良い角度で設置できます。
側車ボディ内には、受信機やカメラ本体、音声機材やバッテリーなど、生中継に対応できる装備を積載する充分なスペースがあります。
座席でフタをすれば雨でも安心!?
観客の声援や選手の息づかいを拾うために、中央のポールの高い位置にマイクを設置し、逆にロードノイズや排気音を拾うのは極力抑えるようにできます。
このポールは最近作り直して強度アップしました。カメラマンが姿勢安定のために掴んだり、もたれたりする事にも利用できます。
このバイク自体が前方からのカメラに映る場面も多々あります。その時にヘッドライトの光がジャマにならないように、ヘッドライトカバーをFRPで製作しました。
ロービームだけを塞いでいます。(近頃のバイクは”常時点灯”とかで”ライトOFF”のスイッチがありません。)
バルブ(球)を外したり、配線を外すとゆう方法もあるんですが、ライトを消すとその消費しきれない電気によって、バッテリーやレギュレータに負担がかかる可能性があるので、この方法を採用しています。
(キック始動も押しがけも出来ないし、燃料ポンプや燃料噴射にも電力が必要なEFI車では、バッテリートラブルは致命傷になります。)
一応パッシングやハイビームは使えるので、合図などが必要な時は役立ちます。
サイドカーを使用するメリットは、車体がフラつかず安定している事。選手や他の車両に対しての安全はもちろん、乗車しているカメラマンも安心して撮影に集中する事ができます。
そして最大のメリットは多様な撮影アングル。前、後、左はオープン!ジャマなのは右に居る運転手だけ (^^;)
しかし、運転手の後ろに移動すれば、右側の撮影も問題無し!
立ち上がって上からのアングル 屈んで地面スレスレの超ローアングル 他の車両では再現できない迫力ある映像を撮影する事ができます。
これだけカメラマンが動き回れるのは、車体が安定しているサイドカーだからこそ。
移動撮影車両の利用を御検討中の方、ぜひ一度お試しください。(ドラマやCM、PV撮影にもいかがですか?)
他にも撮影車両ございます。当社のHPから御確認ください。
いつか機材を積んだ状態や、サイドカーならではのアングルで撮影した画像や動画を御紹介したいと思います。